「電話あれこれ」と言っても電話の歴史や種類なんかを語るわけじゃありません。
今までにかかってきた変な電話を紹介していこうと思います。
会話内容は正確には覚えていないので、ニュアンスだけ再現してると思ってください。
電話アンケートその1
「すいませ〜ん、アンケートに答えていただけますか?」ホントにこれだけ。あっという間に終わってしまいました。 「映画を見た」と答えていたらもっと質問されたのかな?
「はい」
「あなたは最近一年間で映画を見ましたか?」
「いえ」
(さわやかに)「ご協力ありがとうございましたぁ」
宝石はいらんかね?
「社会人になりましたらやはりアクセサリーを持つのもたしなみのひとつだと云々」本来なら卒業も間近な春の話。全く失礼な話を持ちかけてくるもんだ。 まぁ、大学に入学したことは知っていても退学したことまでは知らないのも無理はないか。 「留年した」なんて言ってるけど、実は中退してるんですよねぇ。やっぱり、ちょっと・・・恥ずかしかったんで。
「あの、わたし留年したんです」(退学したとは言えなかった)
(申し訳なさそうに)「えと、し、失礼しました」
電話アンケートその2
「すいません、アンケートに答えていただけますか?」文房具メーカーなんて全然意識してなかったから答えるのに苦労しました。 調子に乗ってメーカー名を思いつく限り列挙していたらもっと大変なことになっていただろうなぁ。
「はい」
「あなたの知っている文房具メーカーを教えてください」
「えぇと・・・(とりあえず思いついたメーカーを二つくらい挙げる)」
「では、あなたはA社に対してどのようなイメージを持っていますか?」
「うーん、そうですねぇ・・・」(悩みながらもなんとか答える)
「では、次にB社に対してはどのようなイメージを・・・」
資格を取りましょう
「社会人となられましたらやはり資格を云々・・・」なかなか、手が込んでます。わざわざ資料まで送りつけてくるとは。 大学を中退したと知るなり態度が急変するのも失礼な話だけど、まあ商売としてはしょうがないか。 ちなみにこの頃は、この手の電話があまりに多いので、 開き直ってきっぱり「大学辞めました」と言うようになりました。
「はぁ・・・」
「で、こちらから資料をお送りさせていただきましたが届いておりますか?」
「いえ、届いてませんが」
「失礼いたしました。近日中にお送りさせていただきますので、それを読んで考えておいてください」
数日後
「資料はお読みになりましたか?」
(読んでないのに)「はぁ、一応は」
「そうですか。それで考えていただけたでしょうか?」
「あの、私、大学中退したんですけど」
(急に冷めた口調で)「あ、そうですか」(いきなり電話を切る)
英会話・ワープロ・パソコン
「すみません、ちょっとお時間よろしいですか」なんで、そこまで話が進むまで付き合ってしまったのか、という疑問はおいといて、 電話番号をちゃんとメモしてるかどうか確認してくるあたり、素晴らしいですね。 でも、まだ甘い。万全を期すなら一度話題をそらしてから確認しないとね。 じゃないと、私みたいに電話番号を短期的に記憶してる可能性もあるからさ。
「は?はぁ・・・」
「英会話やワープロ・パソコンが出来るようになりたいと思いませんか?」
「ワープロとパソコンは十分に出来ます」
「では、英会話の必要性を感じたことはありますか?」
「それは、やっぱり必要だと思いますけど・・・」
「そう思いますでしょう?でしたら・・・」(さんざん御託を並べる)
「・・・と、言う訳で実際に会ってお話いたしましょう。場所と時間は・・・」
「はい」(最初から行くつもりなどないのだが)
「こちらの電話番号をお教えいたしますので何かあったらこちらにお願いします」
「メモのご用意はよろしいですか?」
「はい」(全然メモする気などない)
「○△×−○○△△です」
「はい」(もちろんメモなどしていない)
「ちゃんとメモしていただけましたか?では電話番号の復唱をお願いします」
「えっと・・・○△×−○○△△です」
「その通りです。時々、聞くだけ聞いてメモをとってない方がいらっしゃるんですよね」
「そうなんですか」
「ではあとでお会いしましょう」
英会話・ワープロ・パソコン・その後
しゃちょうは怪しげな電話勧誘に付き合ってしまい、実際に会って話を聞く約束をしてしまった。
最初から行くつもりなどなかったしゃちょうは、当然のようにその約束をすっぽかす。
すると、怒りの電話がかかってきたのだ・・・。
「もしもし?○○のものですが、待ち合わせに来ませんでしたね?」前に掛かってきた電話の相手は女性でしたが、今回は男性。 しかも明らかに攻撃的な口調だったので、とぼけとおすつもりでした。 そしたら、最後にきつい一言を残して電話は終わりました。 やっぱり最初からきっぱり断ってしまうのがお互いのために良かったんだろうけど・・・。
「はぁ?・・・はぁ」
「ちゃんと約束していましたよね?」
「え?・・・え〜と・・・」
「なんで来なかったんですか?」
「ん・・・と・・・」
・・・
・・・
「あなた、もっとちゃんと喋ったほうがいいですよ」
携帯電話その1
祖母が倒れてから、何か緊急な用事に対応出来るようにと携帯電話を買いました。
目的が目的だけに、電話番号は家族にしか教えていません。そんなある日の通勤中、不意に電話が鳴りました。
「・・・もしもし?」この頃は、携帯が鳴る時、すなわち祖母に何かがあった、ということを意味してましたから 恐ろしく緊張しました。しかも初めて携帯に掛かってきた電話でした。それが間違い電話とは・・・。
「あー、○○さんかい?」
「・・・違います」
携帯電話その2
真夜中、携帯が鳴りました。おそらくは午前4時ごろだったと思います。
もちろん私は熟睡中だったんですが、その音で目がさめてしまいました。
「・・・もしもし」おそらくは単なる間違い電話だったんでしょうけど、この時の私の声はとてつもなく怖いものだったに違いないです。 いくらなんでも起き抜けに普通に喋れるわけがないからね。だから何も喋らずに電話を切ったのかもしれません。 あとで着信履歴を確認してみましたが全然知らない番号でした。
「・・・・・・・・・・・・・・・」(切れた)